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ごあいさつ

<わたくしとトリバー> 

2007年の秋頃です。友人がワンダー・フロッグなるカエルのソフビ人形を持って我家に遊びに来ました。購入したばかりというそのカエル人形の着ていたお花柄のお洋服がとてもキッチュでかわいらしく、一気に心を奪われてしまったのが私がオリジナルのドールを作ろうと思ったきっかけだと思います。

幼い頃より、リカちゃん、いずみちゃん、わたるくん、珍しいところではスカーレットちゃんやカンナちゃんというお人形でかなりハードに遊んでいた私ですが、ジェニーちゃんを最後にこの数年はお人形遊びから遠ざかっていました。
その間、お人形の世界も進化して、大きさも多種多様、球体関節などの素晴らしいお人形もたくさん発売され、ドールという呼び名のめくるめく世界になっていたことをのちのち知る訳ですが、すっかりそのワンダーフロッグの着せ替えには夢中になった私は、ドールのイベントやSHOPに出かけてお洋服やアクセサリーなどを買ってみたり、ワークショップに参加してみたり、自分でお洋服を作ってみたり。そして、またプーリップ、テヤン、ダル、ブライス、おでこちゃんにニッキちゃんと、心の赴くままにいろいろなドールを購入して一通りの流れを辿ってきました。

そんな中で、どうもなにか物足りないものを感じている自分がいました。おそらくですが、自分はずっと創作の仕事をしてきたので、その物作りの心がうずいていたのだと思います。
提供する。常にそういう意志の自分がいました。

心を悶々とさせているよりは実行。オリジナルのドールを作るしかない!と思いましたが、ドール界には知り合いもなく、どうしたものかわけも分かりません。
ソフビドールを作っているので有名な企業のサイトのメールフォームから、発注にかかる料金など問い合わせしてみましたが返事などなく、発注専用の問い合わせフォームがあるというのにシカトとはどういう企業だ?とガッカリしてみたりも…。

そんな中で、私がまたドールというものに夢中になるきっかけとなったワンダーフロッグを制作している会社、スタジオ・ウーさんにドール製作についてのわからないことなどをお伺いすることができました。
作るならば、ワンダーフロッグのお洋服が兼用できる大きさのドールがいいと、目の前の山のようなワンダさんサイズのお洋服を前にして考えていたので、思い切ってお尋ねしてみたのです。また、初期型のテヤンとダルの手足を壊しまくっていた私にとって、気楽に遊べるソフビドールという形は大変好ましいものでした。

その後、近しい友人からソフビドールの原型師さんを紹介していただきました。TTToy/牧野良彦さんです。
牧野さんは主にオリジナルの怪獣のソフビなどを作っておられるので、その業界にも詳しく、ソフビドールの細かいことやドールの制作行程、さらには業界の情報に関するまでいろいろ教えていただき、ありがたいことにトリバーの原型もお願いできることになりました。

本格的にドール制作を展開出来る状態が作れたのも、友人をはじめ、こうしたドール界、ソフビ業界に明るいみなさんの助けがあったからです。この場を借りてお世話になったみなさまに心より感謝、お礼申し上げます。

自分はドール制作やその業界について、まだまだ知っていかなければならないことの多い身ではありますが、お世話になったみなさんに感謝しつつ、このトリバーというドールと共に育ち、羽ばたいていきたいと思っております。

鳥型オリジナルソフビドール「トリバー」の第一弾はオカメインコがモチーフです。そして、なんと「コトリバー」という、小さなドールも一緒に登場します!!
このこ達が、お洋服を着て、目の前にどーんと立ってくれるのを、いまとても楽しみにしている私なのです。

2009年7月吉日
WINS代表:夏野 ひまわり

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